ショウエイ製MP44シリーズの詳細

ショウエイ製MP44シリーズの詳細

2021.11.11




MP44シリーズモデルガン: ダミーカートリッジモデル / 装弾数30 / 全長 940mm / 重量 4,400gs
 
① MP43 
1942年に開発されたMkb42(H)は、今に続くM16系、AK47系の誕生に多大な影響を与えたアサルト・ライフルの元祖である。しかし突撃銃としては試験的なものであったので、前線でのテスト結果から、より完成度の高い突撃銃が求められた。それがMP43である。以後、最終モデルのSTG44(MP44の省力モデル)まで、内部機構の変更なしに外装のマイナーチェンジをくりかえした。
MP44シリーズ中、最初のモデルだが、実際の生産は2番目で生産数も少なめ。 
 
② MP43/1
設計は2番目だが、実際にはMP44シリーズ中、最初に生産され前線に送られたモデル。
そのため、突撃銃のひな型であったMkb42(H)の面影を色濃く残している。
例えば、リア・サイトには基部にスコープ・マウントが残された。バットストックもMkb42(H)と共通。また、銃身が他のモデルより太く銃口部にアダプターなしに擲弾発射器や戦車内から、近づく敵兵に対して射撃する湾曲銃身も装着できる銃口周りとなっている。MP44シリーズ中、このモデルだけが、他のモデルとの外見上の違いを明確に示している。
さらに言えば、欲張った設計で実験的だったこのモデルは、最も生産数が少ない割には、世界のファンの間では一番、馴染み深いモデルだといえる。それは大戦中に撮影されたドイツの突撃銃の写真資料において、このMP43/1の姿が断トツ一番の公表数だからだ。再販を望まれて久しい、レプリカ・ガンの1挺。
 
③ MP44
いわば、ドイツのアサルト・ライフルのスタンダードであり、マスター・ピースとして名高いモデル。このモデルによって一応の完成をみた突撃銃である。そのため、レプリカ・ガンとしてもシリーズ全4機種中、最も多く販売されてきた。過去、20年以上再販が続いているベスト・セラーにしてロングセラーの代表格。なお、バットストックはこのモデルから小型化され、マガジン・リリースボタンも形状を変えた。
 
⑤ MP43/1 (MKb42レシーバーバージョン)
MP43/1とMP43/1 (MKb42レシーバーバージョン)の違いはレシーバーのピストルグリップのアクシス部分にMKb42レシーバーのエグレがそのまま残っている。
また、レシーバー上部にはMKb42にてセフティで使用された溝はないが、”S”の刻印はそのまま残っている。こちらは2011年に30挺ほど製作販売させていただいたモデル。
 
⑥ StG44
StG44はMP44からその名称のみを変更されたモデルでその多くはレシーバーの刻印だけが変更された。しかしながら弊社では大戦末期の仕様を再現する予定。そのモデルはレシーバーのリブがMP44と比べて少なくなっており、またバレル周りもマズルナットが省略され、バレル、フロントサイトベースも省略されているのが特徴である。また、非常にマニアックなポイントとなるが、リアサイトの真ん中の溝がなく、レシーバーカバーの上部前後のリベットも省略されている。こちらもやはり2011年に25挺ほど製作販売させていただいたモデル。

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